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今話題のタックスヘイブンでの資産運用の失敗談

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年金記録問題や人口減少による将来の年金への不安から個人でも老後資金を貯めようと思いある会社の投資商品を見つけました。そこは毎月5万円の積み立てで30年で一億円を貯めようというものでした。今の日本の金利では到底かなわない夢物語なのですが、彼ら曰く提携している海外の企業を通じて、通常個人が買えないような大口顧客向けの優良なファンドに少額から投資することができ、個人向けの商品ではないような金利で運用できるということでした。またどのファンドにいくら投資するのかいいか専門のスタッフが相談に乗り、最適なものを提案するというもので、任せてみることにしました。
先に結論をいうと、一年もしないうちにその会社は証券取引等監視委員会より行政処分を受けました。先方が言うように顧客ごとに最適なポートフォリオを組んでいたわけではなく、あくまでタックスヘイブンにある保険会社の商品を一律で販売していた代理店であり、またその保険会社から顧客の購入額に応じて報酬が流れていたようなのです。つまりは公平な立場で投資の助言をしていたわけではなく単なる保険商品の販売ということです。しかも一定期間投資しないとお金は一円も返金されないということで結局投資したお金全部を放棄して解約をしました。
この失敗から学んだことは①老後の資金を今からためておくことは必要であるが一つの会社の商品で賄おうとしないこと。必ず複数の会社に分散して投資するようにすること。②分からないので手数料を払って専門家に丸投げするというようなことはしないこと。できるかぎり自分で調べて知識を持ったうえで、専門家を自ら選択し任せるようにすること。
ちなみにタックスヘイブンでの資産運用は脱税ではありません。NISAのように運用期間中は税金がかからず複利で増やす際には有利になります。そして増やしたお金を日本の自分の口座に振り込んだときには日本の税法にのっとって所得税を払うのです。パナマ文書の件で日本のマスコミがタックスヘイブンでの資産運用は脱税だとかマネロンだとかいっていますが、それが間違いだとわかるのもこの経験から学んだことです。
日本に住んでいる以上日本の法律にのっとった合法的な資産運用は必要ですが、だからといって日本の低金利で嘆いているのではなく、海外にも目を向けて投資対象を広げていくことは大切です。もちろんタックスヘイブンの活用もグローバル企業やお金持ちだけのものではありません。一般人でも知恵と知識をもったうえで資産運用を積極的にすることは必要だと思います。この失敗談を共有することでほかにこのような失敗をする方が減りますように。

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最終更新日:2016-05-27 13:56

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